こんにちは。
ヒロ横浜デンタル理事長の高橋です。
「転んで歯が折れた・抜けたとき、どうすればいい?」
小さなお子さんが転んだり、スポーツ中にぶつかったりして
前歯をケガすることは珍しくありません。
特に多いのは以下の年齢です。
・1〜2歳(歩き始めで転びやすい時期)
・7〜8歳(永久歯が生え始め、活発に動く時期)
突然の出血や歯の破折は、ご本人も親御さんもパニックになりがちです。
でも、正しい応急処置を知っていれば
神経を残せる可能性や
抜けた歯を戻せる可能性が大きく高まります。
ここでは、専門医が治療の基準としている「正しい対応」を、
できるだけやさしい言葉でまとめました。
<まず最初に必ず確認すること>
歯のケガよりも優先すべきことがあります。
■ 頭や顔を強く打っていないか
■ 全身の具合が悪くないか
もし以下のような症状があれば、歯科よりも医科の緊急受診が最優先です。
✔意識がぼんやりしている
✔吐き気・嘔吐
✔頭痛が強い
✔顔面の強い腫れや出血
命や全身の安全が最も大切です。
<歯のケガは大きく2パターン>
ここからは、お口の中のケガに対する応急処置を解説します。
① 歯が途中で折れてしまった場合(破折)
▼ まずやること
折れた歯の欠片を探して拾う。
※なぜかというと、折れた欠片を専用の接着剤やプラスチックで
元の形に戻せる可能性があるからです。
▼ 欠片の保管方法
・水の中に入れる
・冷蔵庫で保管する
・できるだけ早く歯科医院へ
※ティッシュで包むのはNG(乾燥してしまいます)
▼ 神経が見えている場合
折れた部分から神経が露出していても、
ケガから24時間以内の“新鮮な状態”なら神経を残せる可能性があります。
逆に、時間が経って細菌が入り込むと、神経を取る治療が必要になることが多くなります。
② 歯が根っこごと抜けてしまった場合(脱臼・完全脱臼)
永久歯が丸ごと抜けてしまった場合は、
時間と保管方法が歯の生存率を大きく左右します。
▼ 歯を乾燥させないことが最重要
乾燥すると歯の根の細胞が死んでしまい、戻してもくっつかなくなります。
▼ 保管方法の優先順位
・冷たい牛乳(最も入手しやすく、細胞が長く生きる)
※ロングライフミルク・低脂肪乳は不可
・薬局で売っている歯の保存液(HBSSなど)
・ラップで包んで乾燥を防ぐ
・生理食塩水(お水+少量の塩)
※水道水は細胞が傷むため、できれば避けたいですが「乾燥よりはマシ」です。
▼ とにかく急いで歯医者へ
抜けた歯は、
30分以内に戻せると成功率が最も高いと言われています。
<まとめ>
・まずは頭や全身の安全を確認することが最優先。
・歯が折れたら、欠片を水に入れて冷蔵保存し、24時間以内に受診。
・歯が丸ごと抜けたら、乾燥させずに冷たい牛乳などに入れてすぐ歯医者へ。
いざという時にこのポイントを思い出していただければ、
大切な歯を守れる可能性が大きく高まります。
どうか慌てず、落ち着いて行動してくださいね。
今回のテーマをYouTubeで詳しく説明していますので、ぜひご覧ください!
↓まだご視聴されていない方は、是非下記のURLからご視聴願います↓