こんにちは。
ヒロ横浜デンタル理事長の高橋です。
今回は「根管治療中の普段の生活で気をつけること」についてお伝えします。
根管治療は、歯の中を無菌状態に整えていく、とても繊細で時間のかかる治療です。
私たち専門医が顕微鏡を使ってどれだけ丁寧に歯の中を綺麗にしても、
ご自宅での過ごし方次第で治療の成功率が大きく変わります。
治療が終わって「今日は痛くなくてよかった」とホッとするお気持ち、とてもよくわかります。
でも、次の予約までの数週間は、実は歯を守るための“とても大切な期間”。
この期間の過ごし方が、治療の結果を左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、根管治療の通院期間中に絶対に避けてほしいこと、
そして気をつけていただきたいポイントをわかりやすくまとめました。
1. 仮のフタを絶対に取らないこと
治療後、歯に開けた穴には粘土のようなお薬で「仮のフタ」をします。
これは、ラバーダムで無菌状態にした歯の中を守るための最強のバリアです。
もしキャラメル・ガム・お餅などの粘り気のある食べ物でフタが取れてしまうと…
✔お口の中の何億という細菌が一瞬で歯の中に侵入
✔せっかく綺麗にした根管が再び汚染
✔治療が一からやり直しになることも
治療中の歯がある側では、粘り気のある食べ物は必ず避けてください。
そして、もしフタが取れてしまったら、次の予約まで様子を見るのは絶対にNG。
その日のうちに歯科医院へ連絡し、すぐにフタをし直してもらいましょう。
2. 治療中の歯で硬いものを噛まないこと
根管治療中の歯は、虫歯を削り取って大きな穴が開いているため、中身がスカスカの状態です。
例えるなら、中身をくり抜いたカボチャや、薄いガラスのコップのようなもの。
この状態で硬いもの(お煎餅・硬い肉・フランスパンなど)を噛むと…
✔歯の根っこが真っ二つに割れることがある
✔根が割れた歯はどんな最新医療でも修復できない
✔最終的に抜歯しか選択肢がなくなる
治療が終わってしっかりした被せ物が入るまでは、
必ず反対側の健康な歯でゆっくり噛むようにしてください。
3. 治療当日の過ごし方に注意すること
麻酔が切れた後、ズキズキした痛みや歯が浮くような違和感が出ることがあります。
これは多くの場合、体が根の先の傷を治そうとしている自然な反応です。
ただし、血行が良くなるような行動をすると痛みが強くなることがあります。
避けてほしい行動は以下の通りです。
✔熱いお風呂に肩までしっかり浸かる
✔ジムで激しい運動をする
✔お酒をたくさん飲む
血行が良くなると、歯の周りの血管が膨張し、
神経を圧迫して痛みが強くなることがあります。
治療当日は、
シャワーだけで済ませる・運動とお酒は控える・ゆっくり休む
これを徹底してください。
痛み止めを処方されている場合は、痛みが強くなる前に早めに飲んで大丈夫です。
まとめ
根管治療の通院期間中に気をつけるべきポイントは次の3つです。
✅仮のフタを絶対に取らないこと
ガム・キャラメル・お餅は避ける。取れたらすぐ歯医者へ連絡。
✅治療中の歯で硬いものを噛まないこと
歯が割れると抜歯になる可能性が高い。反対側でゆっくり噛む。
✅治療当日は血行が良くなる行動を避けること
長風呂・激しい運動・飲酒は控え、安静に過ごす。
治療期間中はどうしても生活に制限がかかり、負担を感じることもあると思います。
しかし、この数週間を慎重に過ごすことが、
その歯を10年、20年と長く使い続けるための大切な土台になります。
私たちも全力で治療を行いますので、ぜひご自宅でのケアも一緒に頑張っていきましょう。
今回のテーマをYouTubeで詳しく説明していますので、ぜひご覧ください!
↓まだご視聴されていない方は、是非下記のURLからご視聴願います↓