こんにちは。
ヒロ横浜デンタル理事長の高橋です。
「せっかく根管治療を受けたのに、また痛くなってきた…」
「再治療って言われたけど、どうして?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
根管治療は歯を残すための大切な治療ですが、
残念ながらすべてのケースで成功するわけではありません。
今回は、失敗が起きやすいケースや隠された原因、
そして再治療のリスクを減らす方法について専門医の視点からお話しします。
根管治療の失敗とは?
根管治療の「失敗」とは、次のような状態を指します。
• 治療後に痛みが続く
→ 噛むと痛い、ズキズキするなど。根管内で細菌が再び感染している可能性があります。
• 歯ぐきが腫れたり膿が出る
→ 細菌が取り切れず炎症を起こしているサインです。膿は死んだ細胞や組織を含む粘液です。
• 歯の根の先に病変ができる(根尖病変)
→ レントゲンで確認できる炎症性の病気。歯の根の先端で細菌が増殖している状態です。
根管治療が失敗する主な原因
根管治療は非常に繊細で難しい治療です。
失敗の原因には以下のようなものがあります。
• 細菌の取り残し
根管は複雑な形をしており、肉眼では見えない部分に細菌が残ることがあります。
• 治療中の細菌感染
治療中に唾液や器具を介して新たな細菌が侵入する場合があります。
• 根管内の問題の見落とし
歯の奥にヒビが入っていたり、特殊な形の根管があると見落とされやすいです。
• 被せ物の精度不足
詰め物や被せ物に隙間があると、そこから細菌が侵入して再感染を引き起こします。
失敗を防ぐためにできること
失敗を防ぐためには「精密な根管治療」を受けることが重要です。
当院では以下のような取り組みを行っています。
• マイクロスコープの使用
最大20倍に拡大して、複雑な根管や小さなヒビを確認。細菌の取り残しを最小限に抑えます。
• ラバーダム防湿
ゴム製のシートで治療中の唾液や細菌の侵入を防ぎます。
• 高性能な器具の使用
ニッケルチタンファイルを用いて複雑な根管にも対応。
• 最新の封鎖材(MTAセメント)
細菌が繁殖しにくく、身体への親和性に優れた材料で成功率を高めます。
まとめ
根管治療の失敗は、痛みや腫れ、根尖病変の再発として現れることがあります。
主な原因は以下の通りです。
• 細菌の取り残し
• 治療中の感染
• 根管内の問題の見落とし
• 被せ物の不適合
これらを防ぐためには、専門医による精密な根管治療が欠かせません。
もし再治療を検討している方は、ぜひ歯内療法専門医に相談してみてください。
本日のお話は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さまの歯の健康維持に役立てば幸いです。
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